エレベータ機械フレーム
专利摘要:
例示的なエレベータ機械フレームアッセンブリ(30)は、トラクションシーブ(24)を含むエレベータ機械の少なくとも選択された部分を支持するように構成された複数の支持プレート(32)を備える。各支持プレートは、フレームアッセンブリに支持されるトラクションシーブの回転軸(56)を横切る平面内で位置合わせされる複数の取り付け面(50)を有する。複数の支持ロッド(36)が、支持プレート(32)に接続されている。支持ロッドは、プレート間に所望の間隔を維持するとともに、プレートの互いに対する所望の位置合わせを維持する。開示された実施例では、支持ロッドは、支持ロッドの内部に砂などの消音材(44)を含む。 公开号:JP2011506226A 申请号:JP2010537910 申请日:2007-12-10 公开日:2011-03-03 发明作者:ウィトチャク,パウエル;エル. ドリーシュ,パトリシア;アール. ニコルズ,ステファン;ピーチ,ズビグニュー;ジェイ. ワトソン,ベンジャミン 申请人:オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company; IPC主号:B66B11-04
专利说明:
[0001] 本発明は一般にエレベータ機械フレームに関する。] 背景技術 [0002] エレベータ装置は一般に、所望の仕方で昇降路内でエレベータかごを移動させる機械アッセンブリを含む。いくつかのエレベータ装置は、エレベータかごを移動させる油圧装置を含む。他のいくつかのエレベータ装置は、トラクション方式であり、エレベータかごや釣り合いおもりを吊り下げるロープ装置(例えば、丸形ロープや平形ベルトなど)を用いる。トラクションシーブの動きは、モータ、駆動装置およびブレーキを含む機械によって制御される。トラクション方式のエレベータ装置においてエレベータかごや釣り合いおもりの移動や位置を制御するいくつかの技術が知られている。] [0003] 何年もの間、エレベータ機械は、エレベータ昇降路以外の機械室に配置されていた。通常の構成では、建物の屋上に機械室がある。ごく最近、機械室なしのエレベータ装置が導入されている。このような装置では、もはや機械室がないので、エレベータ駆動装置は昇降路内に配置される。このような構成は、経済的には有利だが、エレベータ装置の設計者に新たな課題を突き付けている。] 発明が解決しようとする課題 [0004] エレベータ設計者に提示された課題の一つは、どのようにして昇降路内でエレベータ機械を支持するかである。提案の一つは、公開された米国特許出願第2006/042882号に示されている。] [0005] 別の課題の例は、昇降路内にエレベータ機械を配置することから生じるが、それというのも、この配置によって昇降路内にさらなる騒音源が導入されることになるからである。騒音を伴うエレベータ装置は、乗客がエレベータ作動中に騒音を聞いてうるさく感じたり不快に感じる可能性があるので結果として望ましいものではない。エレベータ機械の作動の結果生じる昇降路内の騒音量を最小限に抑えることが望ましい。] 課題を解決するための手段 [0006] 例示的なエレベータ機械フレームアッセンブリは、トラクションシーブを含むエレベータ機械の少なくとも選択された部分を支持するように構成された複数の支持プレートを備える。複数の支持ロッドが、各支持ロッドの端部近くで支持プレートに接続されている。支持ロッドは、プレート間に所望の間隔を維持するとともに、プレートの所望の位置合わせを維持する。各支持プレートは、トラクションシーブがフレームアッセンブリに支持される場合、トラクションシーブの回転軸を横切る平面と位置合わせされる複数の取り付け面を有する。] [0007] 別の例示的なエレベータ機械フレームアッセンブリは、エレベータ機械の少なくとも選択された部分を支持するように構成された複数の支持プレートを備える。複数の支持ロッドが、各支持ロッドの端部近くで支持プレートに接続されている。支持ロッドは、プレート間に所望の間隔を維持するとともに、プレートの所望の位置合わせを維持する。支持ロッドは、ロッドの外部に少なくとも1つの第1の材料と、ロッドの内部に少なくとも1つの異なる第2の材料とを有する。第2の材料は、消音材である。] [0008] 開示された実施例のさまざまな特徴および利点は、以下の詳細な説明から当業者には明らかになるであろう。詳細な説明に付随する図面は以下のように簡単に説明可能である。] 図面の簡単な説明 [0009] 本発明の実施例により設計された例示的なエレベータ機械フレームアッセンブリを示す概略図。 図1の実施例の選択された部分の斜視図。 図1の実施例の選択された部分を示す端面図。 例示的な一実施例に使用される例示的な軸受装置の斜視図 図4の5−5線に沿って取った断面図。 エレベータ機械フレーム装置を組み立てる例示的なプロセスの一部を示す概略図。 例示的なプロセスの次のステップを示す概略図。 例示的なプロセスの次のステップを示す概略図。 例示的なプロセスの次のステップを示す概略図。 例示的なプロセスの次のステップを示す概略図。] 図1 図4 実施例 [0010] 開示された例示的なエレベータ機械フレームアッセンブリは、対応するエレベータ機械の作動に付随する騒音量を低減する独特の特徴を有する。] [0011] 図1は、モータ22、トラクションシーブ24およびブレーキ部分26を備える例示的なエレベータ機械アッセンブリ20を概略的に示している。モータ部分22がトラクションシーブ24の所望の動きを生じさせ、それによって、エレベータ荷重支持アッセンブリ(例えば、平形ベルトまたは丸形ロープから成るロープ装置)の付随する移動、そしてエレベータかごの付随する移動を生じさせる。ブレーキアッセンブリ26は、制動力を印加して、トラクションシーブの動きを遅くし、または例えばエレベータかごが乗り場で静止するときに移動するのを防止する。モータ部分22およびブレーキ部分26は、既知の仕方で作動する。] 図1 [0012] 例示された実施例のモータ部分22、トラクションシーブ24およびブレーキ部分26は全て、エレベータ機械フレーム30によって支持されている。図1、図2から理解できるように、例示的なフレーム30は、エレベータ機械のいくつかの部分を支持するように構成された複数の支持プレート32を備える。いくつかの例示的な支持プレートは、鋳鉄であり、他のいくつかの支持プレートは鋼鉄から成る。この実施例では、軸受ハウジング34は、各支持プレート32によって支持される。軸受ハウジング34は、例えばトラクションシーブ24の回転を容易にする軸受を収容する。] 図1 図2 [0013] 複数の支持ロッド36が、各支持ロッドの端部38近くで支持プレート32に接続されている。支持ロッド36は、支持プレート32間に所望の間隔を維持するとともに、支持プレート32の所望の位置合わせを維持する。この実施例では、各支持プレート32は、支持ロッド36の一部を貫通させて収容する貫通孔に付随する複数の凹部または座ぐり穴40を有する。例示された実施例では、締め付け部材42が支持ロッド36に対して支持プレート32を固定する。例示された締め付け部材42は、例示的な支持ロッド36の端部38のねじ部分で受けられるねじナットから成る。別の実施例は、支持ロッドと支持プレートの間の溶接接続部を含む。別の実施例では、支持ロッドおよび支持プレートは、一体の鋳造品の一部である。] [0014] 例示された実施例は、4つの支持ロッド36を含むとはいえ、特定の状況の必要に応じて3つ以下または5つ以上のロッドを使用することもできる。一実施例は、2つの支持ロッド36を含む。ここでの説明を考慮すれば、当業者は適切な数の支持ロッドを選択し、それに応じて対応する支持プレートを当業者の特定の状況の必要に適合するように構成することができる。] [0015] 図2から理解できるように、各支持ロッド36は、各支持ロッド36の全長の少なくとも一部に沿って消音材44が充填された外部シェルを有する。一実施例では、各支持ロッド36の全長の約3/4に消音材44が充填されている。一実施例では、支持ロッドの外部シェルの外面は、鋼鉄または鉄のうちの少なくとも一方から成る。一実施例では、消音材44は、砂または発泡体のうちの少なくとも一方から成る。支持ロッド36内に消音材44を含ませることで、例示的なフレーム30の騒音低減の特徴部が得られる。消音材44は、消音材がなければ作動中に機械の振動に付随するであろう騒音を低減する。] 図2 [0016] 例示的なフレーム30の別の騒音低減の特徴部は、支持プレート32の取り付け面50の配置を含む。図3から理解できるように、取り付け面50は、各支持プレート32の互いに反対向きの両側面に付随している。取り付け面50は、例えば昇降路内の対応する構造部材52に受けられるように構成されている。] 図3 [0017] 例示的な取り付け面50は、平面54内で互いに位置合わせされる。例示された実施例では、4つの取り付け面50(例えば、1つのプレート32につき2つの取り付け面50)全てが互いに同一平面にある。取り付け面50を含む平面54は、トラクションシーブ24が機械32によって適切に支持されるとき、トラクションシーブ24の回転軸56を横切る。この実施例では、回転軸56は、トラクションシーブ24の中心線と一致し、この中心線は、軸受ハウジング34を収容する開口部57の中心線と一致する。] [0018] 回転軸56を横切る平面54内に取り付け面50を配置することで、例示的なフレーム30の騒音低減の特徴部が得られる。例示された実施例に示されるように取り付け面50を配置することで、エレベータ機械アッセンブリ20のねじれ振動モードが低減される。一実施例では、例示的な取り付け面の配置を用いることによって、2.5dB程度の騒音低減率が達成される。] [0019] 図3の実施例は、さらなる騒音低減の特徴部を有する。この実施例では、絶縁パッド58が各取り付け面50に付随している。絶縁パッド58は、支持プレート32を作成するのに使用される金属材料より柔らかいコンプライアント材料から成る。絶縁パッド58として有用である例示的な材料は、天然ゴムまたは合成ゴムから成る。コンプライアントであり、振動エネルギーの減衰を向上させるのに有用な他のエラストマー材料も有用である。絶縁パッド58のより柔らかい材料によって、支持プレート32と構造部材52の間の振動および騒音の伝達が低減される。一実施例では、絶縁パッド58は、取り付け面50に取り付けられる。別の実施例では、絶縁パッド58は、支持プレート32の一体の部品となるように支持プレート32の一部として形成される。] 図3 [0020] 例示された実施例では、取り付け面50は、互いに反対向きのプレート端部から突出しているフランジ上にある。この実施例では、フランジおよび取り付け面50を含む各プレート32の全体が材料の一体部品として形成されている。一実施例は、金属を鋳造または成形して各支持プレート32について一体部品のモノリシック構造を得ることを含む。] [0021] 図4、図5を参照すると、例示的な軸受ハウジング34が、外側リング部分62および内側リング部分64を含む。インサート66が、外側リング部分62と内側リング部分64の間に配置される。この実施例のインサート66は、外側リング部分62および内側リング部分64に使用されている材料とは異なる材料から作成される。インサート66は、騒音低減または騒音減衰係数を有する。一実施例は、ポリパラフェニレンテレフタルアミド(例えば、KEVLARTM)を含む。] 図4 図5 [0022] 軸受ハウジング34は、例えばトラクションシーブ24の回転移動を容易にするのに用いられる軸受と支持プレート32の間にある中間部材となることで騒音低減効果を与える。軸受が支持プレート32に直接配置されたならば、さらなる振動が生じ、それによって、さらなる騒音が発生するであろう。軸受ハウジング34は、そのような振動および付随する騒音の発生の低減を促進する。] [0023] インサート66は、結果として騒音が減少するさらなる減衰効果を与えるような消音材から成るので、さらに騒音を低減する。] [0024] 例示的なフレーム30の騒音低減の特徴部のいずれか1つだけを、低騒音エレベータ機械装置を実現するために用いることも可能である。これらのうちの2つ以上の組み合わせによって多数の実施例で騒音低減が向上する。ここでの説明を考慮すれば、当業者は例示された実施例の騒音低減の特徴部のうちの1つまたは全てを選択し、当業者の特定の状況について所望量の騒音制御を実現することができる。] [0025] 例示的なエレベータ機械アッセンブリ20の別の特徴部は、効率的な組み立てプロセスを容易にすることである。一つの例示的なプロセスは、図6に概略的に示されるように少なくともモータ部分22のハウジングを配置することで開始される。次いで支持プレート32のうちの一方が、図7に概略的に示されるようにモータ部分22のハウジングに支持される。] 図6 図7 [0026] 次いで複数の支持ロッド36が、図8に概略的に示されるように支持プレート32に接続される。次いでもう一方の支持プレート32が、図9に概略的に示されるように支持ロッド36の反対側の端部に接続される。次いで図9に示される構成は、図10に概略的に示されるようにトラクションシーブ24および任意の関連するモータ部材を受けるように適切に配置される。この実施例では、トラクションシーブ24および関連するモータ部材は、支持プレート32の開口部57内に配置された軸受ハウジング34の内側部分64を通して差し込まれる。] 図10 図8 図9 [0027] 図面から理解できるように、例示的な組み立てプロセスは、組み立てられたエレベータ機械アッセンブリ20がエレベータ装置の一部として据え付けられる場所に運ばれる前に完了することができる。あるいは、組み立てプロセスは、比較的簡単なので、エレベータ装置の場所の現場で実施することもできる。] [0028] 上述した説明は、本質的に限定ではなく例示的なものである。当業者には、開示された実施例に対する変更や修正が明らかに可能であるし、これらは必ずしも本発明の趣旨から逸脱しない。本発明に与えられる法律上の保護範囲は、以下の特許請求の範囲を検討することによってのみ決定可能である。]
权利要求:
請求項1 エレベータ機械フレームアッセンブリであって、トラクションシーブを含むエレベータ機械の少なくとも選択された部分を支持するように構成された複数の支持プレートであって、各支持プレートが、トラクションシーブがエレベータ機械フレームアッセンブリに支持される場合、トラクションシーブの回転軸を横切る平面内で位置合わせされる複数の取り付け面を有する、複数の支持プレートと、各支持ロッドの端部近くで支持プレートに接続されている複数の支持ロッドであって、支持プレート間に所望の間隔を維持するとともに、支持プレートの所望の位置合わせを維持する、複数の支持ロッドと、を備えることを特徴とするエレベータ機械フレームアッセンブリ。 請求項2 前記平面は、取り付け面が対応する構造に受けられるとき、水平になっていることを特徴とする請求項1記載のフレームアッセンブリ。 請求項3 取り付け面は全て互いに平行になっていることを特徴とする請求項1記載のフレームアッセンブリ。 請求項4 取り付け面は支持プレートの端部から突出するフランジ上にあることを特徴とする請求項1記載のフレームアッセンブリ。 請求項5 フランジを含む各支持プレートの全体が材料の一体部品として形成されていることを特徴とする請求項4記載のフレームアッセンブリ。 請求項6 取り付け面のうちの少なくともいくつかの上に絶縁パッドを備えることを特徴とする請求項1記載のフレームアッセンブリ。 請求項7 支持ロッドは、支持ロッドの外部に第1の材料と、支持ロッドの内部に異なる第2の材料とを有することを特徴とする請求項1記載のフレームアッセンブリ。 請求項8 第2の材料は消音材から成ることを特徴とする請求項7記載のフレームアッセンブリ。 請求項9 第2の材料は砂から成ることを特徴とする請求項7記載のフレームアッセンブリ。 請求項10 前記フレームアッセンブリは、各支持プレートによって支持される軸受ハウジングを備えており、各軸受ハウジングは、外側部分、内側部分、および外側部分と内側部分の間にあるインサートを有することを特徴とする請求項1記載のフレームアッセンブリ。 請求項11 インサートは、内側部分または外側部分の材料とは異なる材料から成ることを特徴とする請求項10記載のフレームアッセンブリ。 請求項12 インサートは消音材から成ることを特徴とする請求項11記載のフレームアッセンブリ。 請求項13 インサートはポリパラフェニレンテレフタルアミドから成り、内側部分および外側部分それぞれは金属から成ることを特徴とする請求項11記載のフレームアッセンブリ。 請求項14 内側部分、外側部分、およびインサートそれぞれはリングから成り、これらのリングは同心であることを特徴とする請求項10記載のフレームアッセンブリ。 請求項15 トラクションシーブを含むエレベータ機械の少なくとも選択された部分を支持するように構成された複数の支持プレートと、各支持ロッドの端部近くで支持プレートに接続されている複数の支持ロッドであって、支持プレート間に所望の間隔を維持するとともに、支持プレートの所望の位置合わせを維持する、複数の支持ロッドと、を備えており、各支持ロッドが、少なくとも1つの第1の材料から成る外部本体と、支持ロッドの内部に少なくとも1つの異なる第2の材料とを有することを特徴とするエレベータ機械フレームアッセンブリ。 請求項16 第2の材料は消音材から成ることを特徴とする請求項15記載のフレームアッセンブリ。 請求項17 第2の材料は砂から成ることを特徴とする請求項15記載のフレームアッセンブリ。 請求項18 モータの少なくとも一部分を所望の位置に配置し、モータの前記部分に対してエレベータフレーム支持プレートを配置し、複数の支持ロッドを支持プレートに接続し、もう1つの支持プレートを、支持プレートが互いに間隔をあけるとともに互いに所望の位置合わせに置かれるように、支持ロッドに接続する、ことを含むことを特徴とする、エレベータ機械フレームを組み立てる方法。 請求項19 軸受ハウジングを各支持プレートに取り付けることを含むことを特徴とする請求項18記載の方法。 請求項20 第2の支持プレートの開口部を通してトラクションシーブおよび関連するモータ部材を差し込み、かつ、第1の支持プレートの対応する開口部を通して関連するモータ部材の少なくとも一部を差し込むことを含むことを特徴とする請求項18記載の方法。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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